6月13日はデリハル@日本青年館でした。
●立川談春 「九州吹き戻し」
出囃子を聞いて、あれ・・?と思う。トッピングなしだ!
いきなり談春さんの登場。いつも時間オーバーだけど、今日は
トッピングも入らないほどなのかなぁと期待も高まる。
談志さんに「おしくら」と「九州吹き戻し」は演れと言われた噺なんだそう。
難しい噺を噺家はチャレンジする。つまらない噺もチャレンジする。もし
面白くできたら誰も真似出来ないから。芝浜は真似できても、つまらなくて
難しい噺は真似が出来ないんだと言う。そんな噺なのね>九州吹き戻し!
初演のネタ下しをCDにするという思い切った事もされているそうで、チャレ
ンジする了見がいいと褒められたとかw
喜之助が勘当され九州に流れ着いて、江戸屋という旅籠に泊まるところ
までは確かに特に盛り上がる場面もなく、時々談春さんがお客さんに向
かって「大丈夫?」「ずっとこんな調子だから」と声をかけつつ噺は進む。
3年で100両貯めた喜之助が船で江戸に帰ろうとするが、嵐にあって…
帆柱を切り、荷物を捨て、髷を切って海への船が荒れるところは迫力!
でもね、3年に一回くらい聴きたい噺と冒頭に言ってたけど正にそんな感じ。
−仲入り−
●立川談春 「宮戸川」
青年館の思い出のまくら。これがかなり可笑しかった!22〜23歳の頃、家元
に言われミュージカルのオーディションを受けた。坂本龍馬を西城秀樹さんが
演じるというもの。課題曲は「メモリー」(愛のはつかないw) 買ってもらった薄
グリーンのダブルのスーツに水色のネクタイで行くと他の人は皆Tシャツにスウェ
ットで歌や踊りを練習してる中、ひとり椅子に腰掛けるというアウエー感満点。
帰りたいという希望は聞き入れてもらえず、メモリーをキー4つ上げて歌えず
セリフもやり「何の役とはいえないけど光るものがある」と出演決定w
端役を3つこなしたが、家元な見にこず、志らくさんからは「兄さん不憫だ」と
言われてしまう。 打ち上げにこっそり着ていた家元は寝たふりをして談春さんを
待っていてくれたんだそう。(周囲に気を使わせないため) 1時間遅れで到着し
た談春さんと共に帰る時、主演にどうだったかと聞かれ「坂本龍馬?江戸っ子の
やるもんじゃねぇな!」と宣ったという。再演には談春さん一人だけ声がかからな
かったらしいww
で、宮戸川。いろんな人が演じるこの噺はお花の茶目っ気さがそれぞれで楽しい。
談春版は遠方にいるお花の親戚は「えとろふ」だった。
婆さんがまた良いボケっぷりで可愛い♪ 爺さんとのやりとりもたっぷりだったが
2階の半吉とお花の様子はないままサゲでもうちょっと聴きたかった。
終わってみれば2時間半。だから宮戸川が短めだったなのか、それともいつも
2階のやりとりは演らないのかな?
●立川談春 「九州吹き戻し」
出囃子を聞いて、あれ・・?と思う。トッピングなしだ!
いきなり談春さんの登場。いつも時間オーバーだけど、今日は
トッピングも入らないほどなのかなぁと期待も高まる。
談志さんに「おしくら」と「九州吹き戻し」は演れと言われた噺なんだそう。
難しい噺を噺家はチャレンジする。つまらない噺もチャレンジする。もし
面白くできたら誰も真似出来ないから。芝浜は真似できても、つまらなくて
難しい噺は真似が出来ないんだと言う。そんな噺なのね>九州吹き戻し!
初演のネタ下しをCDにするという思い切った事もされているそうで、チャレ
ンジする了見がいいと褒められたとかw
喜之助が勘当され九州に流れ着いて、江戸屋という旅籠に泊まるところ
までは確かに特に盛り上がる場面もなく、時々談春さんがお客さんに向
かって「大丈夫?」「ずっとこんな調子だから」と声をかけつつ噺は進む。
3年で100両貯めた喜之助が船で江戸に帰ろうとするが、嵐にあって…
帆柱を切り、荷物を捨て、髷を切って海への船が荒れるところは迫力!
でもね、3年に一回くらい聴きたい噺と冒頭に言ってたけど正にそんな感じ。
−仲入り−
●立川談春 「宮戸川」
青年館の思い出のまくら。これがかなり可笑しかった!22〜23歳の頃、家元
に言われミュージカルのオーディションを受けた。坂本龍馬を西城秀樹さんが
演じるというもの。課題曲は「メモリー」(愛のはつかないw) 買ってもらった薄
グリーンのダブルのスーツに水色のネクタイで行くと他の人は皆Tシャツにスウェ
ットで歌や踊りを練習してる中、ひとり椅子に腰掛けるというアウエー感満点。
帰りたいという希望は聞き入れてもらえず、メモリーをキー4つ上げて歌えず
セリフもやり「何の役とはいえないけど光るものがある」と出演決定w
端役を3つこなしたが、家元な見にこず、志らくさんからは「兄さん不憫だ」と
言われてしまう。 打ち上げにこっそり着ていた家元は寝たふりをして談春さんを
待っていてくれたんだそう。(周囲に気を使わせないため) 1時間遅れで到着し
た談春さんと共に帰る時、主演にどうだったかと聞かれ「坂本龍馬?江戸っ子の
やるもんじゃねぇな!」と宣ったという。再演には談春さん一人だけ声がかからな
かったらしいww
で、宮戸川。いろんな人が演じるこの噺はお花の茶目っ気さがそれぞれで楽しい。
談春版は遠方にいるお花の親戚は「えとろふ」だった。
婆さんがまた良いボケっぷりで可愛い♪ 爺さんとのやりとりもたっぷりだったが
2階の半吉とお花の様子はないままサゲでもうちょっと聴きたかった。
終わってみれば2時間半。だから宮戸川が短めだったなのか、それともいつも
2階のやりとりは演らないのかな?