シマリス日記 * コジモモ

我が家のシマリス「小次郎」と「小桃」の日々を綴りつつ、まだ情報が
少ないシマリスとの暮らしの一例として紹介できればと思っています♪
過去記事へのご質問等ありましたら、その記事へコメント下さい。

古今亭菊之丞

現在はシマリスと暮らしていませんが、いつかまた…と思っています
食べることと落語を楽しむ日々のあれこれ、時々リスネタを更新します

噺坂 其の八 池袋演芸場八月余一会

8月31日は池袋演芸場 の余一回でした。
この会に行くのはまだ2回目だけど、なんだか出演者皆さんが
気持よくいい感じで演っているような気がする。

●柳亭市助 「まぬけ泥」
 本当に親方から教わっているようだw フニャフニャしているような
 感じの市助さんだけど、この人の啖呵ってどんなふうなんだろう?
 って興味が湧いた。つい先日(現在のこと)市馬さんの大工調べを
 聴いたばかりだけど、あの棟梁を与太郎を師弟で演じたらハマりそう!

●古今亭菊之丞 「船徳」
 藤色の絽の着物がとても綺麗。8月上旬に新婚旅行へ行ったまくらも
 可笑しかったw 
 船からお客が降りていくパターンは初めて聴いたな〜
 菊之丞さんのおかみさんが良いのは鉄板だと思うけど、客が船に乗って
 るのに髭を剃るところに若旦那の全てが集約している気がした。
 棒が流されたり、揺れすぎる船、笑いがたえない一席だった。
 

●柳家甚語楼 「お見立て」
 訛り具合が最高におかしい。杢兵衛大臣ナンバーワンにしたい!
 「ふうふ」が「ひーふ」になったりする、聴いている人にも意味は分かるけど
 酷い訛り具合って難しそう…地方出身でない人が訛る程度の加減。
 杢兵衛大臣は野田の人だけど、野田でここまで訛るかな?とも思うけど
 そこら辺は一之輔さんに聴いてみたいw 
 目に茶殻が付いてると言ったりもする大臣はどこまで気づいているのかなぁ… 


−仲入り−   


●柳家三三 「金明竹」
 この噺を聴く度、与太郎並なのになぜ松公なんだろうな〜と思う。
 使いの者の四回の長い言い立て、全部スピードも強弱も違って、それが
 聴いていて気持ちいいのに大事なことは覚えられない。お経のような、外国語
 の歌のような… 4回目で中手が入ってちょっと残念。私としてはただ浴びるように
 聴いて楽しみたかったな。今回は海老の尻尾が結構フューチャーされてたなw


●柳亭左龍 「ムサカリ」
 左龍さんは珍しい噺をよく聴かせてくれる♪
 とんとん進んだ結婚が破談になるあたりがもう少し感情移入したかった。
 塞ぎ込んで出てこない娘の心情とか、見せてくれたらいいのにな。
 「チリーン」の鈴の音が響き渡り、花嫁行列が近づいてくるシーンはこの世のもの
 ではない不思議な空気が良かった。結局男は助からず行方不明になる。夏の終
 わりの怪談、鈴の音が染み入る一席でした。今市子さんの百鬼夜行抄の一話に
 もなりそう。それにしても、山形の絵馬も魔力がこんなにも強烈とは!


浴衣の記録も…
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カルタ結び
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ぎやまん寄席〜菊之丞・三三ふたり会

5月20日は湯島天神の参集殿で落語会でした。
こういう場所は趣があって良さそうだなぁ〜と思いつつ
落語でもないとなかなか来ない気がする。
気にしてたものの、初めてのぎやまん寄席は第33回だったかな?
あれ、だから三三さんって訳じゃあないよねぇ…

会場は結婚披露宴なんかもやる場所らしくて、床はカーペット
椅子席と座布団の桟敷がある自由席
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天井にはキラキラしている可愛らしい照明が
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●柳家おじさん 「ん廻し」
 こんなお顔でしたっけ〜? 私の初落語でも開口一番を務めていた
 のがおじさんで、私の初めて聴いた落語がおじさんの「狸の札」でした。
 その時は結構後ろの方の席だったので、顔を鮮明には覚えてなかった
 のかなぁ…なかなかご縁がなく2年ぶりの再会(?)です。

 話しぶりに余裕を感じるな〜と思うのも当たり前といえば当たり前。
 「ん」に入る前に、手ぬぐいや扇子を使った手品など色々な芸を披露
 してくれる。 調子がよくて気がつくと上手いことやられてた!という
 雰囲気のキャラなおじさんに「ん廻し」はよく似合ってた。以前聴いた
 こみちさんのチャキチャキとした感じが印象的だったけど、こういう感じ
 もいいなぁと思った。「でんでらりゅう」まで出てくるとはっ(*´∀`*)


●古今亭菊之丞 「湯屋番」
 この噺は三三さんで何度も聴いているけど、菊之丞さんが演るとまた
 雰囲気が随分違って新鮮。銭湯の名前が「桜湯」じゃなくて「奴湯」とか
 時間の関係もあるんだろうけど、主人の前でおかみさんの愚痴を言わない
 とか、若旦那は番台から落ちないとか、色々違うところもあるんだな〜
 妄想の中のお妾さんはとっても色っぽいけど、ばあやは意外にコミカルで
 なんだかそこが良かった。


●柳家三三 「高砂や」
 菊之丞さんをしきりに褒めてから「袖で聴いてるから」とジャブ。
 夫婦の円はどこにあるかわからないとお決まりのフレーズのあとは
 「まさか噺家とアナウンサーが・・」と二度目のジャブw
 この噺、お祝いの気持ちもあったのかしら〜
 
 最近よく演ってるネタなので、私も3〜4度めだったかな?
 お召しの黒紋付に似合う噺だなと思いながら聴いた。
 困って泣くシリーズというカテゴリーも作れそうと思う。
 さらっと失礼なこと言うシリーズも出来そうww


−仲入り−


●柳家三三 「締め込み」
 この噺も一時よく演っていたけれど、久しぶりに聴いた。
 今更あぁそうか、と思ったのは、鉄瓶の熱湯がかかり上板をとっぱらって
 泥棒が出てきたところを旦那は見てない。嫁と取っ組み合っていたから。
 だから、喧嘩を止めに入った泥棒を友達と勘違いしてるんだなぁ…
 
 以前は八が怒ってるのが怖かったけど、今はあんまり怖くなくなった。
 誤解して最初は泣いてるシーンもあるからか、やけになってひっこみが
 つかなくなって、お福さんに見事な啖呵切られて、鉄瓶投げちゃう八は
 傍から見れば可愛い男。
 「泥棒さんにお礼申し上げろ」と言われて素直に言うお福も可愛い女。


●古今亭菊之丞 「井戸の茶碗」
 以前この噺を聴いて菊之丞さんの噺をもっと聴いてみたいなと思ったのに
 なんだかこの日はあんまり楽しめなかった。噺のすじを分かっていて、笑いの
 ポイントも知っている観客が、そのセリフをまってましたと笑っているような
 雰囲気。あれれ〜?と思ってしまい笑いにのれないし噺にも入っていけなくて
 前の方で観ているのに遠くから高座を観ているようなこの感じはなんだろう
 と思ってた。

 たぶん、淀みない語りの方が聴く方も引っかかりがなく噺に入れて気持ち
 良いのかも知れない。


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第四回そっと二人で@ねぎし三平堂

3月27日はひっそり続いている「そっと二人で」
こじんまりしている会場なのでマイクなしで間近に噺家の声を
聴けるのがいい。後ろの方のベンチ席も人気。

●林屋まめ平 「子ほめ」
 6月中席より二ツ目に昇進するとのこと。前回もまめ平さんが
 開口一番だったけど、この会の担当なのかな?
 今回も襦袢の襟が見えないのが気になってしまう。
 もうちょっと滑舌がいいと聴きやすいんだけどなぁ…
 八公のガサツで口が悪く、不器用ながらもサバサバした友達
 付き合いの様子が伝わってくる。


●古今亭菊之丞 「幇間腹」
 小豆がかった紫…(浅蘇芳って感じかな?)の紋付で何時になくはんなり。
 これも新婚効果なんでしょうか〜? 芸術選奨新人賞も決まって
 ダブルでおめでたい幸せ一杯だけど、寄席ではまくらで言っても
 ウケないし、言わなくても客席が「言わないの?」とそわそわする
 のでどうしたものかとややお困りの様子( ̄▽ ̄;)
 
 現在は浅草に5名ほどいるという幇間。いろんなエピソードを直接
 聞いたそうだが、噺の中の若旦那もたいそう無茶ぶりしてますw
 今はご機嫌取りという意味の方が身近になってしまったけれど
 wikiに書かれている「バカをメッキした利口」でないと勤まらない
 というのが妙に納得。それでも、調子よく受け答えしつつ一八は
 体を張って痛い思いをしてしまう。幇間の悲しい性だなぁ…


●林家正蔵 「しじみ売り」
 新しい歌舞伎座のお披露目へ行ったというまくら。左隣りには
 吉永小百合さん、右隣には樹木希林さんという両手に大女優な贅沢。
 
 この日はしばらく暖かかったのに寒の戻りで肌寒い日となったから
 「しじみ売り」みたいな噺は合ってました。正蔵さんはこういう最後に
 ほっこりするような人情噺がよく似合う。
 しかし、だんだん松村邦洋と似てくるなぁ〜


−仲入り−


●林家正蔵 「新聞記事」
 中入り後は軽めな噺。うまい話を真似したくなって…というのは落語に
 よくでてくるパターン。友達を騙そうと思うけど、「友達は喜多八くらい」
 というセリフに思わず吹き出しちゃうw 
 うまく出来てる噺だけど、あんまり機会がない。「子褒め」より演り易そう
 な感じするけどなぁ…


●古今亭菊之丞 「鰍沢」
 前回の11月に間に合わなくて今回の3月まで伸ばした噺だから、バッチリ
 なんだろうな〜と期待していました。

 陰=南無阿弥陀仏  陽=南妙法蓮華経(賑やか) という簡単な振りから
 本題へ入ったものの、語り口は滑らかさもなく筋を追うのがやっとという印象。
 ネタおろしってこんなものだっけ?と思うほど噺の世界へ入れずジレンマ…
 演り込んでないのかな〜?結婚準備で忙しくて? 
 楽しみにしていただけにガッカリでした(≧ε≦o)
 ご本人も思ったのか、終わってから太鼓が鳴るのを制して、「難しい噺ですね」
 とお粗末さまでした的な挨拶がありました。はぁ〜残念…
 今後、この噺を自分のものにした!という時が来たらまた聴いてみたいです。

鈴本演芸場 年末特別企画興行「年の瀬に芝浜を聴く会」

12月26日の昼間は鈴本演芸場の特別講演。日替わりで
5人の噺家さんがトリネタで芝浜をやるという企画。
26日は三三さんが芝浜を演ることになっていたので、これを
逃したら他では観られないだろうと思い行ってきました。

高座に獅子の衝立がある。年末年始仕様なのか?と思ったけれど
お正月にも見なかったなぁ…と思って鈴本のHPを見てみたら
ずっと行方不明になってたものが41年ぶりに見つかったのだと!

●入船亭辰まき 「寿限無」
 寿限無でもこんなゆっくりめなのもあるんだなぁ〜

●柳亭こみち 「紙屑屋」
 いつ聴いても歯切れよく気持ちいい。

●ストレート松浦 ジャグリング
 何度観ても同じような方もいる中で、芸も笑いのツボも
 変わっていて嬉しい♪

●柳家はん治 「背なで老いてる唐獅子牡丹」
 前にも寄席で聴いた噺。たまたまか、最近の得意ネタかな?
 ハスキーな声がこの噺によく似合っている。

●桃月庵白酒 「新版三十石」
 初めて聴きました。調べてみたら志ん正師匠作で談志さんや
 志ん輔さんも演じているそうです。それぞれサゲが違うよう…
 田舎者の凄い訛りは白酒さんもお得意で爆笑w

●柳家紫文 「三味線漫談」
 紫文さんを観ていると、ついギター侍どうしてるんだろう…と思う

●古今亭菊之丞 「紙入れ」
 おかみさんがとっても色っぽくて、こりゃ若造はかなわないわw

−仲入り−

●林家二楽 紙切り(桃太郎、ひこにゃん、芝浜)
 ひこにゃんは初めて切ったそう。お客さんのストラップを見ながら
 さすが〜という出来栄え!

●林家彦いち 「反対俥」
 荒っぽさが似合う。川に潜ったりとものすごいアクティブ☆

●ぺぺ桜井 ギター漫談
 いつも通りのニヒルな笑い。

●柳家三三 「芝浜」
 あまり好きな噺じゃないそうで、年末に演るけれど毎回違う感じになると
 言っていた演目だから三三さんの芝浜は聴けないと思っていたけれど
 聴きたいと思っていた人は多いようで平日昼席でも立ち見が出るほど!

 談春さんが「くどくない芝浜なんて」というようなことを書いてましたが
 その対極にあるようなサラッとした芝浜だったんじゃないでしょうか?
 
 他の噺に出てくる大家さんはわりと馬鹿にされている感じなのに、この噺
 ではとても信頼されていて、おかみさんが相談に行くのはちょっと不思議。

 夜明け前の海岸の様子や魚屋は好きだけど酒に呑まれてしまう男の弱さ
 しっかり者なおかみさんの感じなんかは聴いていていいな〜と思う。
 嘘をついていたとおかみさんに告白されても怒らない。驚いた顔は印象的
 だったけど…そのあとすぐに納得して礼を言うのは珍しいパターンかも。
 
 今度はいつ聴けるかなぁ…次聴く時はまた違うパターンになっているかな?
 もうちょっとクドいというか、熱い感じのも聴いてみたいな。

古今亭菊之丞vs柳家三三「人情噺対決」〜聴いていただきます〜

11月21日は道楽亭出張寄席「対決」シリーズ第七弾
「人情話対決」を観て来ました!人情話はあまり聴く機会がない
ので、たっぷり浴びるように聴いてみたいという気持ちもあり
菊之丞さんと三三さんという魅力的な組み合わせもいいなと
思い行ってみました。

牛込箪笥区民ホールの緞帳は大胆な図案
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●柳亭さん坊 「道灌」
 もう、私の中では”フレッシュ☆さん坊”のイメージが定着してるw
 お酒好きか分からないけど、どろどろ血とかにならないで欲しい…
 よく通る声、元気な八っつぁん。柳家ではお馴染みの道灌でも
 先日聴いた小三治師匠とはちょっと違うんだなぁ。。。


●古今亭菊之丞 「替り目」
 先日酉の市に行った時の話。並んでいると電話で怒る女性が「師匠!」
 と言っている。どこの師匠かと思ったらヨネスケさんヾ(・ω・o)
 周りから酒癖が悪いといわれるんだそう。三三さんは全く飲めない訳じゃ
 ないけど寝上戸で、小三治師匠は下戸なのにビールのCMやってたと
 お酒のまくらで始まったのは「替り目」

 菊之丞さんの替り目、かなり好きかも♪ 今まで聴いたのは酔っぱらいは
 酔っぱらいらしい横柄さがあり、おかみさんは毎度のことで嫌気が差して
 いて雑な扱いをしている風なのにおでんを買いに行っちゃうんだな〜と
 思っていた。でも、菊之丞さんの酔っぱらいは憎めない可愛さがあるし
 おかみさんの物腰が柔らかくてがさつさが少しもない。
 
 つまみが欲しくて残り物があったろうと言っても「ないよ」と愛想のない
 返事に「ないよとスパっと言い切るな」と言うところが酔っぱらいって
 本当にこうなんだよな〜と妙にリアルw 酔っ払って無い方からしたら
 面倒くさい奴なんだけど、菊之丞さんの酒癖の悪さってこのタイプ?w


●柳家三三 「鼠穴」
 「お寒いなかようこそのお越しで」的な挨拶したらいきなり始まった噺に
 空気がピーンと張った感じがした。
 文無しになった弟の竹次郎は実直な店主の兄を頼って訪ねるが、奉公
 するより自分で商売をと勧められ貸してくれたのがたった3文。それでも
 穴あき銭に通すサシを売ることから始めて10年で蔵を3つ持つ大店の
 主人になった。借りた3文と利子の分2両を持って兄に会いに来る…

 シーンと聴き入る会場に三三さんのよく通る声が響く。
 泣き、笑い、感情豊かに演じるのを観て、落語はこんなに芝居の要素が
 大きかったんだな〜と思った。今までは噺の創りの妙だったり、演技力
 よりも語り口調の方に気がいってたと思います。噺家さんの描いている
 世界を感じながら聴いていたはずなんだけど、そこに俳優さんのような
 演技の部分は感じていなかった気がします。でも、今回竹次郎と兄が
 降臨してきたような真に迫った演技は見応え充分。これが人情噺かぁ…
 と感じ入る。

 火事で次々に蔵が焼滅してゆき、商売もうまくいかず、頼りの兄も力に
 なってもらえず、スリに金を取られ首をくくる覚悟をする竹次郎。
 初めてであらすじも知らずに聴いたので、救いようのないこの噺がどう
 なってしまうのかハラハラしていたら、まさかの夢オチヾ(・ω・o)
 や、やられたぁ〜そんな終わり方有りなのね。落語だからね。
 でも、兄弟が仲いいままで良かった♪

 夢は五臓(心臓、肺、肝臓、腎臓、脾臓)の疲れ。夢は土蔵の疲れ。
 

−仲入り−


●柳家三三 「高砂や」
 今回のタイトルが「人情話対決」だから、菊之丞さんは2席とも人情話を
 やろうとしていたそうで、「1席でいいでしょう〜」とお客さんにも重たいし
 と言ったそうですw 自分はもう終わったのでサッパリしたみたい(´∀`*)

 「高砂や」あんまりイメージなかったのでちょっと意外でした。
 豆腐屋の真似をするといい声になる♪ 詩吟を思い出すなぁ〜
 

●古今亭菊之丞 「たちきり」
 以前、市馬さんと二人会をやっていて打ち上げのあとサシでカラオケへ
 行ったことがあるという。始発までと言う事で先輩の歌を入れ、聞き、
 拍手しながら自分のも入れ歌うのは結構骨の折れるもの。市馬さんが
 トイレから帰ってくると不機嫌な様子だったので伺ってみたらいつの間にか
 7時半になってたそうヾ(・∀・;) 
 
 料亭へ連れて行って貰った話から、最近は勉強のために自分でも行く
 ようになったというフリから道楽が過ぎる若旦那の噺へ…
 菊之丞さんはまくらの入れ具合がとてもお上手だと思う。
 
 親族会議の末蔵に100日間入れられることになった若旦那。それを
 知らず毎日手紙を送る芸者こはる。音沙汰無いのを悩み病にかかって
 命を落としてしまうという悲恋の物語。
 手紙を書いてもいいかと女将さんに問う場面が切ない。自分から会いに
 行く事も、手紙の送り主に自分の名前を書くことも出来ずに町名だけを
 書いて送り続けることしか術がないのだ。
 若旦那に嫌われたらこの世の終わりとばかりに思い詰める一途さ(´;ω;`)
 
 100日が過ぎて、こはるに会いに行った若旦那に事の顛末を話す
 女将さんが良かった。自分たちも若旦那の様子を確かめる気遣いは
 なかったと悔やんでいたところが印象深い。若旦那の家の方の番頭も
 もう少し気を利かせてくれていれば…と思わずにはいられない。
 でも、こういうほんのちょっとの事で悲劇が生まれるからこそ物語に
 なるんだなぁ…
 
 
笑ったなぁ〜というより、聴いたな〜という充足感がある人情話。
良いものですね。聴き応えたっぷりのこの落語会、来て良かったです♪
 
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第三回そっと二人で@ねぎし三平堂

林家正蔵さんと古今亭菊之丞の二人会の第3回目。
告知をほとんどしない会らしくて、第1回はお客さんが
10人だったというエピソードも・・・贅沢というかもったいない!
私もたまたま寄席でチラシを見て行ってみようかな〜と
思い立って11月6日、行ってきました。

初代三平師匠の記念館でもあるねぎし三平堂は静かな
佇まいの会場。入り口横には柳の木が枝を揺らしています。
柳の木って、幹は細くても立派な枝ぶりなんですねぇ。。。

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●トーク
 まずはお二人が洋服で登場。
 ここで菊之丞さんがネタ出しされていた「鰍沢」が間に合わなかったと
 まさかのお詫び(≧ε≦o) 第2回の時は正蔵さんが間に合わずで・・・
 平謝りの菊之丞さんに「お客さんも鰍沢をを聴きに来たんでしょう?」と
 正蔵さんに振られたので「もちろんです」と答えてみましたw
 常連でもないのに、ちょっとふざけすぎたかなぁ(*´艸`) でも半分本心w
 そのくらい高座とお客さんの距離が近くてフレンドリーな温かい会なのです♪


●開口一番(お名前わかりません) 「真田小僧」
 初々しい一席でありました。


●古今亭菊之丞 「犬の目」
 かなりふざけてる噺です!菊之丞さんも「名作、犬の目」とは言いながら
 「こんな噺をやるようにやるとは…」なんて言っていて誰かの新作なのかと
 思ったら古典でビックリ!見えなくなってきた目玉を医者がグリグリっと
 外して薬品で洗ったり、その目玉を犬に食べられちゃったから変わりに
 犬の目を人に入れたりするというシュールな噺です。
 それでもよく見えるようになったという事になっているけれど、この噺が
 作られた頃のは犬はあまり目が良くないというのは知られていなかった
 のかなぁ・・・とかそんなところがついつい気になるw


●林家正蔵 「幾代餅」
 まくら無しですっと噺へ。黒紋付の色味が深みのあるとても綺麗な黒。
 夏に寄席で観た時は痩せたな〜と思ったけれど、すっかり恰幅よくなって!
 そのせいもあってか、おかみさんの良く似合うこと(*´∀`*)
 優しくて、頼もしくて、美味しいおにぎりを作ってくれそうな手をしてる感じ♪
 1年がかりで貯めたお金を持って吉原へ行く清蔵に主人が「15量綺麗に
 使ってこいっ」って声を掛けるところが良かった!送り出すはなむけの言葉
 に江戸っ子の気風の良さと優しさを感じてジーンときた。
 
 
−仲入り−


●林家正蔵 「安兵衛狐」
 狸はいろいろ聴いてるけど、狐の噺は初めてかなぁ〜
 狐の恩返しみたいな噺だけど、その前ふりがお骨のお礼返しなんですよね。
 幽霊と化けた狐、女房にするならどっちがいいのかしらw
 正蔵さんの狐、可愛らしいです(´∀`*) 意外と似合う。罠にかかった狐が
 可哀想で買い取って逃がしてやる安兵衛さんが一番似合ってたかな〜
 

●古今亭菊之丞 「景清」
 菊之丞さんは綺麗に着物を着る方だな〜と思う。
 細身だけど、胸元のふっくら丸みのあるラインが出ているのに襟元は
 ピシっとしていて、素敵です。腰の煙草入れもやっと見られました♪
 二席目も目の見えない人の噺。独特な眼力があるのに、目を瞑ったまま
 な事が多いなんてー。でも、表情は豊かに感じます。
 
 
次回は3月の予定だそうです。次は必ず鰍沢を!との事。
楽しみに待っていましょう〜ヾ(*´∀`*)ノ 

噺坂 其の七 池袋演芸場八月余一会

8月31日は池袋演芸場の余一会へ行ってきました。
余一会というものが初めてです♪

「噺坂」というイベントは今回で七回目
演芸場に置いてあったチラシには描かれていなかったけど
当日会場で配られたチラシを見て「あっ!」と思いました。
足の裏のこのマーク、情熱大陸で三三さんが手描きで
たくさん描いていたマークと同じですw
あの時パソコンでやったら楽なんでしょう?とか言いながら
一つ一つ手描きしていたのは噺坂のチラシだったんですね!

三三さんと左龍さんと甚語楼さんは一緒に真打になったし
菊之丞さんも年は近いから楽屋は毎年同窓会のようだと
書かれていました。トリも交代でやってるみたいです。

二番太鼓の太鼓もダブルで迫力ありました。
心地良いリズム隊です。



●柳家録太 「やかん」
 市楽さんのやかんが良かったので、もうちょっと勢いが欲しいな〜
 と思っちゃう。講釈にノッてる迫力みたいなのが少なくて上手なんだ
 けど残念な感じ。好みはひとそれぞれということですね。


●柳亭左龍 「花筏」
 座布団が新しいみたいで、不思議とふかふかなほど脚が痺れる
 というw 立派な体格はキンミヤとモツ煮で出来てるらしいけど
 左龍さんも喬太郎さんも甚語楼さんもみんな痛風なんだって!

 そんな体型(体質?)のまくらからお相撲さんの噺に入るなんて…
 相撲取りの名前にしては綺麗な「花筏」はもう左龍さんのイメージ
 に固定しちゃいそうww 
 場当たり的ないい加減さで軽いノリの人たちだけど、臆病なところ
 もあってなんだかほのぼのしちゃうような噺でした。
 

●古今亭菊之丞 「井戸の茶碗」
 一度見たら忘れないお顔の菊之丞さん。生は初めてです。
 まくらでは夏恒例の権太楼・さん喬二人会のこぼれ話を。
 楽屋で会話無しとか、甘納豆買って来させたら濡れタイプとかw

 真面目な男が3人、お調子者が出てこないのも珍しい気もするが
 欲を張ってる人がいないから皆が良い思いをしたのかもね。
 会ったことも無い人にいくら良い人そうだからって娘を嫁に出し
 ちゃうって展開はビックリだけど、そんなご時世だったのかなぁ〜

 面白かった!菊之丞さんの落語好きだな〜また聴きたい♪
 色っぽい女の人が出てくるようなやつを。
 

−仲入り−


●柳家甚語楼 「町内の若い衆」
 甚五郎さんも初めて。
 地方の落語会で一席目と2席目で着物を着替えたら、会が
 終わったあと年配の方が最初に出た人は〜とダメ出し!
 両方自分なのにww なんてまくらから・・・

 恐妻家の様子がなんだかとってもリアルw
 奥さんは口も態度もよろしくない感じで、こんな夫婦もいるんだなぁ
 なんて思うほど。だけど、兄イのおかみさんの真似を(使いドコロは
 違ってても)しっかり言っちゃうところは茶目っ気あるわ、オイシイ
 ところ持って行くわ、さすが☆


●柳家三三 「万金丹」
 旅の途中にお金がなくなり出家しちゃった初五郎と梅吉。
 年寄りの和尚の飄々とした様子がまたよく似合うったら〜
 田舎者のとぼけた感じも良くて、雰囲気がよく出てる気がする。
 戒名を読む時のイントネーションが「丹」にアクセントがあるのが
 ポイントなのかなw 村の人はちょっと気の毒な気もするけど
 笑いました〜


また来年、「その八」を楽しみにしています♪
小鈴(poin改メ)
pp-1

6月24日生まれ A型
初めて結婚したいと思ったのが
近所の雌犬:ポインターのpoin
だったというエピソードを持つ
食いしん坊なリスバカです
小次郎
p2-k070722-465s

2004年春生まれ ♂
6月13日にお迎え(36g)
2010年5月15日 永眠

パンダ座りが得意で
ロン毛で匂いフェチな
愛妻家でした
病気と果敢に闘い完全燃焼
して天へと旅立ちました
(写真は2008年のもの)
小桃
p2-m071216-722s

2004年春生まれ ♀
8月29日にお迎え(80g)
2009年9月28日 永眠

コジから熱烈に愛され
私達とも仲良しで肩に
乗るのが大好きでした
今は空の上で5匹の天使達と
楽しく過ごしていると思います
(写真は2008年のもの)
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