8月18日は新宿で厳しい暑さの中落語会でした。


●桂小鯛 「看板の一」
 東京から上方へ老人が来たという設定で、江戸弁が
 格好いいと若者が憧れてたりして新鮮です♪


●柳家三三 「宮戸川」
 両国で浴衣を着てたら…と池袋演芸場リニュのまくら。
 久しぶりの宮戸川、ニヤニヤポイントが沢山あって楽しい。
 ゴテゴテし過ぎてないのがいい感じ。
 気の利いたこと言うおばあさんは色々登場するけれど、この
 噺のおばあさんが一番可愛いと思う。
 調べてみたら小網町から霊岸島までは徒歩で12分くらい。
 お花ちゃんが凄く早く走れるのも無理ではないのねw


●桂吉弥 「けんげしゃ茶屋」
 この噺は初めて。けんげしゃという耳慣れない言葉はげん担ぎ
 のことというのも初めて知った。
 上方の人が演る上方落語はまたひと味違うものだけど、この噺も
 独特のキツめな洒落が満載。国鶴と母親が気の毒になってしまう
 くらい忌み言葉の応酬(・∞・;;)


仲入り


●桂吉弥 「短命」
 吉弥さんは前回聴いたときよりふざけている感じ。噺が違うからかな〜
 ご隠居は短命だろう」って言わないんですね。これもまた新鮮。間抜けでも
 もの言いが柔らかくて微笑ましい感じだし、頬が痩けてる表情の見せ方
 も丸顔の吉弥さんがやると楽しい。ごはんをよそう前に手が触れるパターン
 があったり、二席とも普段は聴けない上方落語を楽しめました♪

●柳家三三 「もう半分」
 なぜか出囃子が「かわいいベイビー」と不思議に思ったけど、聴き終わって
 噺の最後に赤ちゃんが出てくるからなのかな?と。恐い赤ちゃんだったけど…
 
 この頃、ガッテンの炭酸の話をまくらでよくやっていたけれど、この日はそれに
 加えて小三治師匠と志の輔さんとの北海道での二人会のことも触れていた。
 小三治師匠がガッテンのファンなので「志のさん、志のさん」と上機嫌。
 「初めて会うのにいいのかねぇ」と恐縮する志の輔さんに、三三さんは「じゃあ
  剛ちゃんと呼んでみたら」と助言したそうw この楽屋のシーンは見たばかりの
 DVDにも出てきたので場面が目に浮かんで、私にとってはタイムリーだった♪

 お酒を半分ずつついで飲む方が得した気分になるというお爺さん。娘が身を
 売って作った百両を酒屋に忘れてしまう。今日だけは酒を飲まずに帰ってと
 言われたのに我慢できなかった爺さんも悪いのだが、その百両を見て「運が
 向いてきた」と言うおかみさん。それに引きずられる酒屋の亭主。女は何時
 だって悪くて強いのは松本清張や横溝正史も一緒だな〜と思う。
 夏に怪談、いいですね☆

20130818s


落語会のあと立派なかき氷を食べて胃を壊したのも
今となっては笑いばなし( ̄▽ ̄;)