12月13日は落語研究会 柳家小三治大全 上 [DVD]の
発売記念一門会でした。
1日にTV放送があったので、見た方もいるかな?
記事のアップの方が遅くなってしまいました、、(≧ε≦o)
場所はなんと、赤坂BLITZヾ(・∀・;) 発表になった当初は
椅子あるの?って心配しましたよ〜いくらTBSだからってねぇ・・
他の場所でもいいんじゃないの?って思うよねぇ。。。
実際あの椅子はお尻が痛かったー(´・ω・`)
会場前のイルミネーションが綺麗でした
そして、とても現代的な高座のこしらえ
ライトアップされると、このブルーっぽい感じではなくて
雰囲気もっと変わるんですけどね。開演前はこんな感じ。
この日の二番太鼓、堂々としていて格好良かったです。
●柳亭こみち 「鷺とり」
初めて聴いた噺です。捕まえて帯に挟んでおいた鷺が一斉に
飛び立とうとし、自分も空へ舞い上がってしまうというファンタジー♪
絵本でたくさんの鳥に繋がった紐に掴まり空を飛ぶ話は何だっけ?
高座を見下ろすように観ていたので、噺の五重塔から見下ろす
シーンとうまくリンクできた感じでした。
お客さんは落語好きで、立派な高座もあるけれど、どこか雰囲気の
違う会場をちゃんと落語会の感じにしてくれました。
●柳家三三 「高砂や」
なにを演るのかと思っていたら「高砂や」 DVD発売記念のお祝で
おめでたい噺を選んだのかなぁ…
自称音痴の三三さんが唄う場面は聴いている方もちょっと緊張しちゃう
けど、心配するような唄ではないんだよねw 「豆腐〜ぃ」を聴くたびに
小三治師匠の「甲府ぃ」を思い出しちゃうな〜
ご隠居と八っつぁんの脱線気味なやりとりが好き♪ 婆さんは産まれた
時から婆さんでしょ?とか、お前の奥さんの苦労話を聞きたい訳じゃない
とか、なんだかんだと楽しそうなのがいい。
●柳家小三治 「死神」
神宮の銀杏を今年はまだ見てないな・・・なんて語り出し、フランク永井の
「公演の手品師」を歌い出す♪ 一番好きなんだそうです。まくらは毎回
楽しみですが、まさか歌が聴けるとは思いませんでした!
夫婦げんかから始まって、この噺は「死神」だと気づいた時は嬉しかった〜
聴いたことなかったので。死神の第一声「教えてやろうか」にゾクっとした。
凄みのある死神と生き死にを見分ける以外は思いつきで適当なことを
言う医者になった男の両方を堪能できるのが楽しい。死神は登場する
場面は少ないけれど圧倒的に存在感があって老いぼれっぽいけど
格好いい。医者になった男は「大根の葉っぱを煎じる?そうしよう!」
「なんでもいいからあげちゃいなさい」などと病人に対する気遣いは
少しもない適当男の軽さは小三治師匠独特なものがあると思う。
●柳家そのじ 寄席囃子
なぜこの順番で演じることになったのか?と思っていたらそのじさんも
そんなようなこと言ってましたw 唄や色んな名人師匠方の出囃子を
聴かせてくれたあと、小三治師匠の出囃子「二上りかっこ」のメロディに
乗せて師匠が落語研究会でやった76席を紹介するという斬新な曲を
披露☆ 「師匠に怒られる?心広いから大丈夫」なんていうような
歌い出しに吹き出しちゃいましたw 舞台度胸のある人だな〜
「青菜、明烏・・・」と五十音順で。DVDを揃えればこれが全部聴ける
のかぁ〜と思いました。 普通に唄うと貫禄あるのに、話し方は子供
みたいで、そのギャップも面白かった。恩田さんといい、キャラの濃い人
が多いのかしらww
−仲入り−
●一門座談会 進行:阿川佐和子
柳家小三治、柳家三三、柳家三之助
阿川さんは柔らかく惚けた雰囲気でビックリするような切り口を攻めて
くる面白い人。いきなり「今日のお弟子さんの出来栄えは?」と初めて
驚きましたw 一門会や親子会などはあっても師匠とお弟子さんが
並ぶ姿はなかなか見られないので貴重なスリーショットです。
「やたら笑って貰いたい」からいかに早く抜け出せるか、物語の世界に
入って行けるか、人物が人格を持って生きてるか。ということなんだと
仰っていました。ストイックでも馬鹿馬鹿しい程の笑いがあるところが
小三治一門の魅力だと思います。
噺を突き詰めていくと頭のハードディスクは容量が足りず、今は多くの
噺は頭に入ってないというけれど、DVDに収められている76席では
その時の考えや感じていることが出ているはずなので、それを観るのは
きっと楽しいはず。そして、古典の道は果てしなく長く、終点はないという
ことを頭の隅に置きつつ今の高座を聴けるのは、貴重な体験だと思いました。
発売記念一門会でした。
1日にTV放送があったので、見た方もいるかな?
記事のアップの方が遅くなってしまいました、、(≧ε≦o)
場所はなんと、赤坂BLITZヾ(・∀・;) 発表になった当初は
椅子あるの?って心配しましたよ〜いくらTBSだからってねぇ・・
他の場所でもいいんじゃないの?って思うよねぇ。。。
実際あの椅子はお尻が痛かったー(´・ω・`)
会場前のイルミネーションが綺麗でした
そして、とても現代的な高座のこしらえ
ライトアップされると、このブルーっぽい感じではなくて
雰囲気もっと変わるんですけどね。開演前はこんな感じ。
この日の二番太鼓、堂々としていて格好良かったです。
●柳亭こみち 「鷺とり」
初めて聴いた噺です。捕まえて帯に挟んでおいた鷺が一斉に
飛び立とうとし、自分も空へ舞い上がってしまうというファンタジー♪
絵本でたくさんの鳥に繋がった紐に掴まり空を飛ぶ話は何だっけ?
高座を見下ろすように観ていたので、噺の五重塔から見下ろす
シーンとうまくリンクできた感じでした。
お客さんは落語好きで、立派な高座もあるけれど、どこか雰囲気の
違う会場をちゃんと落語会の感じにしてくれました。
●柳家三三 「高砂や」
なにを演るのかと思っていたら「高砂や」 DVD発売記念のお祝で
おめでたい噺を選んだのかなぁ…
自称音痴の三三さんが唄う場面は聴いている方もちょっと緊張しちゃう
けど、心配するような唄ではないんだよねw 「豆腐〜ぃ」を聴くたびに
小三治師匠の「甲府ぃ」を思い出しちゃうな〜
ご隠居と八っつぁんの脱線気味なやりとりが好き♪ 婆さんは産まれた
時から婆さんでしょ?とか、お前の奥さんの苦労話を聞きたい訳じゃない
とか、なんだかんだと楽しそうなのがいい。
●柳家小三治 「死神」
神宮の銀杏を今年はまだ見てないな・・・なんて語り出し、フランク永井の
「公演の手品師」を歌い出す♪ 一番好きなんだそうです。まくらは毎回
楽しみですが、まさか歌が聴けるとは思いませんでした!
夫婦げんかから始まって、この噺は「死神」だと気づいた時は嬉しかった〜
聴いたことなかったので。死神の第一声「教えてやろうか」にゾクっとした。
凄みのある死神と生き死にを見分ける以外は思いつきで適当なことを
言う医者になった男の両方を堪能できるのが楽しい。死神は登場する
場面は少ないけれど圧倒的に存在感があって老いぼれっぽいけど
格好いい。医者になった男は「大根の葉っぱを煎じる?そうしよう!」
「なんでもいいからあげちゃいなさい」などと病人に対する気遣いは
少しもない適当男の軽さは小三治師匠独特なものがあると思う。
●柳家そのじ 寄席囃子
なぜこの順番で演じることになったのか?と思っていたらそのじさんも
そんなようなこと言ってましたw 唄や色んな名人師匠方の出囃子を
聴かせてくれたあと、小三治師匠の出囃子「二上りかっこ」のメロディに
乗せて師匠が落語研究会でやった76席を紹介するという斬新な曲を
披露☆ 「師匠に怒られる?心広いから大丈夫」なんていうような
歌い出しに吹き出しちゃいましたw 舞台度胸のある人だな〜
「青菜、明烏・・・」と五十音順で。DVDを揃えればこれが全部聴ける
のかぁ〜と思いました。 普通に唄うと貫禄あるのに、話し方は子供
みたいで、そのギャップも面白かった。恩田さんといい、キャラの濃い人
が多いのかしらww
−仲入り−
●一門座談会 進行:阿川佐和子
柳家小三治、柳家三三、柳家三之助
阿川さんは柔らかく惚けた雰囲気でビックリするような切り口を攻めて
くる面白い人。いきなり「今日のお弟子さんの出来栄えは?」と初めて
驚きましたw 一門会や親子会などはあっても師匠とお弟子さんが
並ぶ姿はなかなか見られないので貴重なスリーショットです。
「やたら笑って貰いたい」からいかに早く抜け出せるか、物語の世界に
入って行けるか、人物が人格を持って生きてるか。ということなんだと
仰っていました。ストイックでも馬鹿馬鹿しい程の笑いがあるところが
小三治一門の魅力だと思います。
噺を突き詰めていくと頭のハードディスクは容量が足りず、今は多くの
噺は頭に入ってないというけれど、DVDに収められている76席では
その時の考えや感じていることが出ているはずなので、それを観るのは
きっと楽しいはず。そして、古典の道は果てしなく長く、終点はないという
ことを頭の隅に置きつつ今の高座を聴けるのは、貴重な体験だと思いました。