私の廻りには「落語って前から一度見たいと思ってたんだけど、
まだ行ったことないの」って人が結構いる。
きっかけさえあればという感じだったり、何処へ行けばいいのか
何を(誰を)見たらいいのか漠然としていてよく分からないってタイプ。
なので、私がそのきっかけになりましょう〜と言うことが何度かあって
一緒に行った初落語の友達はみんな「面白かった!」という反応☆
楽しめているかな〜?と気になるけど、みんなゲラゲラ笑ってる(*´∀`*)

今回の寄席も、友達の落語デビュー♪
人気のある噺家の落語会はチケット取るのも大変だけど
寄席なら一年中やってるし、出演者をチェックして良さそうなのが
あったら行けばいいという気軽さ。(ほとんどの場合が前売りなし)
たくさんの出演者がいるなかでお気に入りを見つけて貰えたら
更に楽しくなるはず〜と初めての方には寄席がお勧めv(´∀`*v)

今回のラインナップ、かなり豪華です。
初めてでこの出演者たちを見られるのはラッキーだし、これが
基準になっちゃうとハードル高いなーとも思うけど、私的には
間違いなく全部楽しいに決まってる!という。。。
混雑を除けば…(・∞・;;) 1時間前に並んでも遅かったとはねぇ…
小三治師匠の人気、おそるべし! 今回は特別講演扱いだったので
前売り買っておくのが正解だったんですね。来年はそうしよう。



8月7日の演目は

●花どん 「道灌」
 なんと、初道灌!やっと聴けました。

●柳亭こみち 「旅行日記」
 ろべえさんのは宿の主人が男だったけど、こみちさんだと女主人♪
 こみちさんの噺は聴きやすくて、底抜けの明るい楽しさがあるな〜

●ロケット団 漫才
 見る度に、スーツのスリムさと靴下が気になりますw

●柳亭燕路 「たらちね」
 たくさん聴いてきた噺だけど、本当に演者によって違う味わい

●五明樓玉の輔 「宗論」
 新作かと思いきや、古典なんですね〜 玉の輔さんノッてました!

●三遊亭小円歌 三味線漫談
 なんでしょうね、この安心感☆いいなぁ。深川踊りも見せてくれました

●柳家はん治 「背なで老いてる唐獅子牡丹」
 あとで調べてみたら、文枝師匠(元三枝さん)の新作なんですね〜
 分かりやすくて、よく出来てるなーと思った噺です。
 はん治さんくらいの年齢の方が演ると一層現実味が増しますねw

●川柳川柳 「ガーコン」
 お馴染みガーコン。毎回パワフル!
 足の怪我をされてからもう随分経つけれど大丈夫なのかしら…

●鏡味仙三郎社中 太神楽
 朗らか仙三郎さん♪ お三人の無駄の無い動きが綺麗です。

●柳亭市馬 「禁酒番屋」
 市馬さんの禁酒番屋が良いと言ってたのは喬太郎さんだったかなぁ‥
 奉行がやっぱりよく似合うけど、お茶目発言もツボ(*´∀`*)
 

−仲入り−


●柳家三三 「夏どろ」
 初夏どろが三三さんで良かった。蝋燭の灯りなんかの、仄暗い所で
 聴いてみたい。大工の男の話し方がちょっと可愛い♪
 おかずっ食いなんだぁ〜私もw ごはん食いの人はご飯が無くなったら
 終了だけど、私はそんなことない。不条理な世界観なのに笑ってしまう。
 
●柳家権太楼 「家見舞い」
 似合いますねーこういうアホなちゃっかり者の出てくる噺
 水を得た魚っていうんでしょうか…

●林家正楽 紙切り
 線香花火、昆虫採集、ハンマー投げ、ろくろ首、ねぶた祭、ガーコン
 こんなにたくさん切ってるのは初めてです。紙が足りなくなってました!

●柳家小三治 「湯屋番」
 まくらではなんと、正楽師匠は変な人だって話(*´艸`)
 小三治師匠の湯屋番は初めてです♪ 三三さんとは湯屋の名前が違って
 たな〜。三三さんのは何度も聴いてるから湯屋の名前覚えてて、あ・・って
 思いました。師匠のは「奴湯」で三三さんのは「桜湯」です。
 普段ちっとも陽気そうじゃない小三治師匠が、ハイな妄想族になってる
 そのギャップがたまりません。本当につられてニヤニヤしちゃう。
 立ち見が入りきら無いほどの超満員の客席全部が噺の中で番台を
 見物しているお客と同化しているようでした。
 
折衷のフルコースを食べたようにお腹一杯気分で会場をあとにし
コメダ珈琲に入ろうとしたけど満席で、カフェド巴里に入っちゃいました!
以外とたくさんの人が入って行くな〜と気になってたんですが、昭和の
香りがぷんぷんな喫茶店でしたww